高濃度ビタミンC点滴療法のペースと所要時間
効果のあるビタミン注射
高濃度ビタミンC点滴療法は15~75g程度のビタミンCを大量に点滴するという治療法です。
ビタミンCは免疫力を高める効果や病気を予防する効果、美白効果、アンチエイジング効果などがある成分としてよく知られていますが、人間は体内でビタミンCを生成することができません。
そのため外部から取り入れる必要があるのです。ビタミンCはしサプリメントなどで摂取することもできます。
しかし、経口摂取では血中濃度がある程度以上に上昇した場合、自然に尿として排出されてしまいます。高濃度ビタミンC点滴療法なら血中に直接ビタミンCを届けられるというメリットがあります。
高濃度ビタミンC点滴療法はがん細胞に対してだけ選択的に毒性として働くと言われています。ビタミンCは自身が酸化されることで強力な抗酸化作用を発揮するのですが、その時に大量の過酸化水素が発生してがん細胞を攻撃するということです。正常な細胞は過酸化水素を中和できるので問題ありません。
高濃度ビタミンC点滴療法の治療効果は臓器によっても変わってきますし、どんな人にでも期待できるものではありません。
しかし、他の治療法とは異なり、副作用がないということが大きなメリットとなっています。
がんで治療中の患者の中でも有効な治療法がないと言われた人や他の治療法の副作用が辛いという人、治療が一通り終わって再発を予防したいという人などにおすすめです。
高濃度ビタミンC点滴療法のペースなどは特に決まってはいませんが、闘病中の人は週に2~3回の治療を受けると良いでしょう。一定の治療が終わって状態が落ち着いている人や再発を予防したい人などは週に1回程度の治療で問題ありません。
がん発症の可能性が高く、予防目的で治療を受けたい場合は2週間に1回程度のペースで治療を受けましょう。
点滴にかかる時間はビタミンCの量によって異なってきますが、だいたい1~2時間程度となっています。
また、年齢や血管の状態などによっても時間は変わってきます。
ビタミン注射の施術の流れ
ビタミンには、さまざまな効果があります。
今注目されているビタミン注射は、細胞を活性化させたり
生まれ変わらせることができますので、新陳代謝も上がりますし、
それによってお肌のターンオーバーにも影響し、シミが
できにくい肌になり、美肌効果もあるというメリットもあります。
もちろん美容的な効果だけではなく、健康面でも、疲労回復で
使われたり、ミネラルの吸収促進に効果的とも言われていますので
リピーターも多いです。
ビタミン注射はどのように行われているか、施術の流れとしては
まずはビタミン注射を行っているクリニックでの診察となります。
そこでどういった目的で行うのか、また効果についての説明、
さらに費用がいくらかかるかということを教えてもらいます。
副作用などはほとんどないものですので、そのまま看護師か
医師によってビタミン注射をしてもらうことになります。
アルコール綿で消毒をし、そしたらすぐにビタミン注射を
してもらうことができます。
特に変わった施術の流れというのはなく、一般的な注射をする際の
やり方、流れと同じになります。
ビタミン点滴というものもありますが、時間的な面でいいますと、
点滴よりも注射の方がかなり早く終了します。
即効性は点滴の方があると言われていますが
持続性に関してはビタミン注射の方があります。
どちらもメリットが異なりますので、医師と相談して
決めていくと良いでしょう。
また、費用にもばらつきがありまので、比較検討されることを
おすすめします。