自由診療の血液クレンジング|発祥や日本へ療法が普及した歴史

車のエンジンオイルのように入れ替えができない

血液が汚れると、体の様々な部分に影響を与えることになる、これを把握している人は多いといえましょう。人の体を車に例えると、血液はエンジンオイルと同じようなものです。

エンジンオイルは文字通り、エンジンを効率よく動かすために欠かせないもので、汚れたときには交換することができます。汚れたままで車を使っていると走行性能が損なわれてしまう、場合によっては故障に繋がることもあります。

エンジンオイル交換はガソリンスタンドや整備工場などでお願いできるわけですが、人間の血液も病院で交換して貰えるとベストではあるけれども、このようなことができるわけではありません。

しかし、血液クレンジングを使えば自由診療ではあるけれども汚れたものを浄化させることができるメリットがあります。

血液浄化

血液クレンジングはオゾン療法と呼ばれるものですが、オゾン療法と聞くとあまりピンと来ないけれども血液クレンジングならわかるといった人は多いといえます。

自由診療は、費用全額を自己負担するものですが、このやり方は血液の浄化の仕方の一つで、僅かな酸化ストレスを血液に与えるもの、これにより体は自ら持つ抗酸化力を高め血液を活性化させる、結果的に血がサラサラになるなどのメリットを期待できるようです。

ドイツで開発されヨーロッパ諸国で認知

血液クレンジングは、ドイツで開発されてから70年以上の歴史がある血液の浄化法です。ヨーロッパ諸国では既に認知されており、イギリスにおいてはエリザベス女王の母君でもあるクイーンマムが、老化予防の目的で血液クレンジングを受けていたことも有名な話といいます。

少量の酸化ストレスを与えるのが特徴で、一見体に悪いイメージを持つ人も多いといえます。しかし、通常有害な作用を持つものでも、微量でありかつ一時的なものであれば逆に良い作用を示す生理的刺激作用が期待できる、これがこの治療の仕方の最大の特徴といえましょう。

血液クレンジングは抗酸化力を強化するやり方になるため、老化防止、アトピー性皮膚炎などのような肌状態の改善に役立てることができる、自らのインターフェロンを増加させることでB型やC形などの肝炎への効果、脳梗塞や心筋梗塞などの重度の疾患にも効果を期待できるようです。

これらに加えて疲れやすい人や冷え性の症状がひどい人、常に頭が重く感じたり痛みを伴う人などにも効果が期待できるといいます。

回復効果への期待

ちなみに、この手法はG6PGの遺伝子検査を受けて遺伝的な溶血がないこと、血管痛や針入部分から術後に不潔な状態にすると感染する可能性があるなどの注意点があります。